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ef - the fairy tale of the two

パソコンポチった。geforce960です。

 

こんにちは、Ariciaです。

今回はminori制作の「ef」です。前後編の壮大な物語でした。ネタバレなしで頑張る。

 

ストーリー

今日はクリスマス。火村夕は、「彼女」が音羽の教会にいるという話を聞いて音羽に帰ってきた。彼は軋んだ音を立てつつ、教会の扉を開ける。すると、話の通り彼女はいた。夜の静寂の中、一人で雨宮優子は佇んでいた。信じられない光景だった。夕にとっては到底受け入れがたいものだったが、心の中で何度も願った現実でもあった。

夕は彼女に話しかける。1年ぶりの再会だ。積もる話はたくさんある。優子は、別れてからのこの街での出来事を語り始めた・・・。最初の話は紘とみやこという男女の話だった。

 

感想

雰囲気の良いゲーム。

優子が出会った2組の恋愛を話し、夕が出会った2組を話し、そして夕と優子の話の計5組の音羽での恋愛を描いています。オムニバス形式といえますね。正直、前半「first tale」での優子の2組はオマケです。必要なかったよ。本編「latter tale」や物語の核心には全く絡みません。いわゆる空気です。メッセージ性も後半に比べたらイマイチですし、平凡な学園系という感じですね。みやこはなんで紘を好きになったの?

ですが、後編は前編がかすむほど良く出来ています。こことここがクロスしていたり、この人とこの人は実はここで出会っていた、というようなこの物語の全部が明らかになっていきます。後半はもう気持ちのこもった美しい作品になっています。記憶が13時間しか保てない少女、病で最期が近づいているヴァイオリニスト、音羽の震災で家族を失った子供などさびしい、切ない物語です。鬱ゲーというのも間違っていません。メッセージ性も強い。千尋と蓮治、ミズキと久瀬、夕と優子この3組のストーリーは互いに絡み合っています。それによって物語に深さを与えています。

どのケースでも、どちらか片方は独りでは解決や対応が難しい状況にあります。千尋と久瀬と優子です。特に優子なんて悲惨の詰め合わせそのもの。でももう片方が奔走していくという構図が基本となっています。テーマは幸せ、愛、未来というところ。

現実では皆ニコニコハッピーなんてなかなかいきません。この物語も徹頭徹尾現実的な展開が続きます。fairy taleと銘打ってはいますが、現実的であろうとしています。そんな中、ひとつだけ奇跡が起きるのです。CGも膨大な枚数ですし、メーカーは気合入れすぎな感がありますね。まあ、良作だからいいんですが。エロゲというだけで穿った目で見られるのはもったいない作品ですね。エロなしで一般向けにすればよかったのに。

最終話の夕と優子編は一番クオリティ高かったですね。どんどん進めちゃいました。まさかミズキが物語の根幹の重要キャラだなんて、前編やってる時気づいた人なんて一人もいないですよね?単に4話でのヒロインなだけかと思っていたのに。

 

 

どんなに大事にしていても、人も物もいつか必ずなくなります。この世になくならないものはありません。幸せなんて、作り物で絵空事で偽者です。だから、大切にしましょう。――羽山ミズキ

 

 

この世界は想像以上に最悪で、思ったよりは最高だ。――久瀬修一

 

評価

★★★★☆

鬱度

★★★☆☆

鬱というか悲しい、寂しいって感じです。

 

以下ネタバレ反転。

上で引用したミズキのセリフは一般的には厭世的な捉え方ですが、終わりがあるからこそ大事にしなきゃということなんですね。僕がはっとしたセリフです。

優子のラストでの「私は幸せでした」がこの物語の存在意義だったと思います。不幸を背負い込んだような優子でしたが、その彼女が救われたのなら、もうこちらから言うことはありません。過去形のセリフはあまりにも可哀想ですが、仕方ない。優子が天から降りてくるという音羽の奇跡に乾杯。優子の心はミズキに受け継がれていきました。

音羽はどっかの別の地方で良かったんじゃなかったんですか?そこまでして夏のクリスマス書きたかったのかな?

ミズキと久瀬って条例とか大丈夫かしら?

ミズキと優子が幸せそうなので僕は満足です。

author:Aricia, category:-, 19:54
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天使ノ二挺拳銃
スギの木が絶滅すればいいのにね。Ariciaです。

今回は、僕の一番好きなゲームスタジオであるニトロプラスの「天使ノ二挺拳銃」です。
とてつもないゲームでしたね。ほどほどにネタバレしてます。どうせここでこのゲームのネタバレしても、怒る人はいないという前提です。

ストーリー
地球上で新たに子供が生まれなくなってから、18年が経った。全世界の女性が不妊となってしまうという奇病に対して有効な手立ては見つからないまま、人類は絶滅への道のりを歩みつつあった。その世界で、ヴィムは天使として生を受けた。体を包み込むような白い羽を備え、空を飛び回ることができる。そしてその姿は人間からは知覚もされず、人や壁などをすり抜けることができる。そんな天使たちの使命はひとつ。人間の死体から生じるまばゆい光を、自らの拳銃で撃ち抜くことである。天使たちは、その光を「未練」と呼んでいた。人は死ぬ時必ず世界に対して未練という強い光を残していく。それを消滅させ、成仏させてやるのだ。まさに神の遣いである天使としての行いだった。今日もヴィムは仲間のペーター、アンリとともに人の死に立会い、未練を散らしていた。すると、とある人間の少女が自分に話しかけてくる・・・。

感想
 いやー、暗いですね。物語の世界では、18歳が最年少なんで80年くらいしたら人類が滅びることになります。物語では仄めかすだけでしたが、警察などの治安維持機関が弱まっていて、暴力団や犯罪が蔓延っているようです。そうですよね、だってどのみち終わる世界ですもん。道を違える人がいてもおかしくはないのかな、と思ってしまいます。
 テーマとしては絶望と希望(救い)、でしょうか。これでもか、というほどの量の絶望が人間の登場人物たちに降りかかります。天使にもそれなりに降ってきます。でも、人間たち、というか小巻と風子、もっと言うと小巻は救いや希望を心のどこかに抱いている姿勢が貫かれています。勿論打開策なんて分かりませんし、現状の認識も不十分です。でも小巻は「突破口はあるはず」と願ってやまない。まるで、その心構えこそが人間であり続けるための条件、もしくは人間の強さであるかのようです。すごい強さですね。回りの人にすら影響を与えるのですから。天邪鬼な言い方をすれば、「途方もない絶望に包まれて、苦笑が漏れてくるやけくその境地」とも言えるかもしれませんが・・・。
 人間が希望サイド(立ち向かうサイド)、天使が傍観者または絶望サイドという構図ですかね。天使は人間界に干渉できないわけで、基本事なかれ主義や諦めムードです。見るか未練を撃つかしかできないですから、仕方ないかも。主人公の感情表現のなさがこの構図を体現していますね。そうなんですけど、ここがいまいちなポイント。感情表現がないんで、なぜヒロインを好きになったかが全然分かりません。唐突すぎます。他の二人はまだセーフですが、風子の時はさすがに無理やり感出てました。
 このゲームは、わずかな希望を信じて苦しみながら大きな絶望の中でもがく人間を選ぶか、いっそ身を任せて楽になれる天使を選ぶかを迫ってきます。アンリルートはすごかったです。天使と人間を差別化した結果ですね。このゲームの最高潮の部分です。アンリに救いあれ。
 ヴィムが人になったということで、輪廻の輪に魂がひとつ加わり新たな命につながったということですかね。小巻ルートは良かったですね。このゲームの結論が表れている気がするのです。
 逆転写?なんですかそれ?やたらに専門的な知識を振舞うと作品はダメになりますよ。ループっていう貞子シリーズの本読んだときみたいな感覚です。もうちょっと減らしたほうが良かったですよ。風子ルートで、彼女がなぜ生還を果たしたんでしょう?小巻の献身性に説明がもっと欲しかった。いろいろ細かい疑問はつきません。なので鬱ゲーやニトロが大好きでない限り別にやらなくていいです。結構残酷ですし、倫理なんてありませんよ。

評価
★★★☆☆ 3.5
鬱度
★★★★☆ 4.5
これを超えるゲームはあるのか・・・
author:Aricia, category:-, 00:37
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天使のいない12月
久しぶりの投稿ですね、こんばんはAriciaです。
今回は「天使のいない12月」です。
古めのゲームですがWindows7 64bitで何も問題ありませんでした。

1、ストーリー
高校生の時紀(ときのり)は日常に嫌気が差していた。
友達付き合い、バイト、クラスメート、家族・・・あらゆるつながりが面倒だった。どうせ上っ面だけのものであってすぐになくなるにきまっている。将来やりたいこともない。帰宅部であって、毎日行きたくもない学校に行く日々だった。死んでいる訳ではないが、生きているとも言い難い状況であった。生きる理由もないが、死ぬ理由もない。
ある日屋上で煙草をふかしていると、クラスメートの女の子がやってくる。彼女は栗原透子。成績は補修の常連のレベル、めがねをかけていて顔も俯きがちで、口数も少ない。引っ込み思案であり、美人と評する人はいなかった。いつも学級委員の榊しのぶにくっついている、ということしか印象になかった。
二人は軽く言葉を交わすだけだった。だが、つながりや生きている実感の欠けた二人は呼び合うように接近する。

2、感想
いやー、重いゲームでしたね。人間関係と人生。
12月の物語ですが、確かに天使も神様もいなかったようです。
「ごめんなさい、私がもっと早くに死んでいればあなたにこんな思いをさせることもなかったのに」
などなど、重苦しい言葉や心情や境遇がつづられています。こんな作品を中高生がプレイしてはいけませんね。
10代半ばは誰しも人生とかこれからのことに思いを馳せたり、漠然とした不安を抱えるものですよね。このゲームはそれを突き詰めていったような印象を受けます。
主な登場人物(妹は除く)は皆不幸や闇を背負っています。主人公は好き勝手やっているだけです。正確に言えば、彼は現状に対するやり場のない不安や不満の昇華の仕方が分からないのでしょう。目先の安堵を求めてしまいます。あまりにも刹那的ですね。まあいっか部活やろう、というようにあまり深く考えずに色々な事に触れるべき時だったと思うのですが、真面目すぎたのでしょうかね。
主要な人物は皆、現状の傷や悩みに対して何をどうしたらいいのか分からなくなってしまっている印象があります。同時に、あまりにも世界や人生に対して絶望しています。皆まだ20年前後しか生きていないでしょう。案外回りに支えてくれる人もいますし、まだ諦めるのは早いんじゃなかろうか。透子としのぶの関係性は歪すぎましたね。主人公がきっかけとなって綻びが出てきます。鬱ゲーらしさが出てます。自分の思いがその人にとって嬉しいかどうかはわかりませんね。
雪緒が死ぬことを思い立った経緯をもうちょっと掘り下げてほしかったですね。ここが物語の重要なところなのに、10行くらいの文章じゃあいけませんよ。もったいない。一番残念なところ。
妹が一番切ないキャラですね・・・。自分の行動が報われる可能性がとても低いけれども、だからといってしないという選択はできないんですからね。
真帆のストーリーはあまりピンと来なかったですね。
雪緒と透子のルートは後回しにしましょう。他のルートをやってからじゃないと分からない場面が存在します。
ハッピーエンド?はっきりとそう呼べるものは1個だけですねー。
明日菜可哀想・・・。
結構な鬱度でした。そういうのに興味ある人はプレイしてみてください。スタッフロールのうざさが異常。

評価
★★★☆☆
鬱度
★★★★☆
author:Aricia, category:-, 21:11
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