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天使のいない12月
久しぶりの投稿ですね、こんばんはAriciaです。
今回は「天使のいない12月」です。
古めのゲームですがWindows7 64bitで何も問題ありませんでした。

1、ストーリー
高校生の時紀(ときのり)は日常に嫌気が差していた。
友達付き合い、バイト、クラスメート、家族・・・あらゆるつながりが面倒だった。どうせ上っ面だけのものであってすぐになくなるにきまっている。将来やりたいこともない。帰宅部であって、毎日行きたくもない学校に行く日々だった。死んでいる訳ではないが、生きているとも言い難い状況であった。生きる理由もないが、死ぬ理由もない。
ある日屋上で煙草をふかしていると、クラスメートの女の子がやってくる。彼女は栗原透子。成績は補修の常連のレベル、めがねをかけていて顔も俯きがちで、口数も少ない。引っ込み思案であり、美人と評する人はいなかった。いつも学級委員の榊しのぶにくっついている、ということしか印象になかった。
二人は軽く言葉を交わすだけだった。だが、つながりや生きている実感の欠けた二人は呼び合うように接近する。

2、感想
いやー、重いゲームでしたね。人間関係と人生。
12月の物語ですが、確かに天使も神様もいなかったようです。
「ごめんなさい、私がもっと早くに死んでいればあなたにこんな思いをさせることもなかったのに」
などなど、重苦しい言葉や心情や境遇がつづられています。こんな作品を中高生がプレイしてはいけませんね。
10代半ばは誰しも人生とかこれからのことに思いを馳せたり、漠然とした不安を抱えるものですよね。このゲームはそれを突き詰めていったような印象を受けます。
主な登場人物(妹は除く)は皆不幸や闇を背負っています。主人公は好き勝手やっているだけです。正確に言えば、彼は現状に対するやり場のない不安や不満の昇華の仕方が分からないのでしょう。目先の安堵を求めてしまいます。あまりにも刹那的ですね。まあいっか部活やろう、というようにあまり深く考えずに色々な事に触れるべき時だったと思うのですが、真面目すぎたのでしょうかね。
主要な人物は皆、現状の傷や悩みに対して何をどうしたらいいのか分からなくなってしまっている印象があります。同時に、あまりにも世界や人生に対して絶望しています。皆まだ20年前後しか生きていないでしょう。案外回りに支えてくれる人もいますし、まだ諦めるのは早いんじゃなかろうか。透子としのぶの関係性は歪すぎましたね。主人公がきっかけとなって綻びが出てきます。鬱ゲーらしさが出てます。自分の思いがその人にとって嬉しいかどうかはわかりませんね。
雪緒が死ぬことを思い立った経緯をもうちょっと掘り下げてほしかったですね。ここが物語の重要なところなのに、10行くらいの文章じゃあいけませんよ。もったいない。一番残念なところ。
妹が一番切ないキャラですね・・・。自分の行動が報われる可能性がとても低いけれども、だからといってしないという選択はできないんですからね。
真帆のストーリーはあまりピンと来なかったですね。
雪緒と透子のルートは後回しにしましょう。他のルートをやってからじゃないと分からない場面が存在します。
ハッピーエンド?はっきりとそう呼べるものは1個だけですねー。
明日菜可哀想・・・。
結構な鬱度でした。そういうのに興味ある人はプレイしてみてください。スタッフロールのうざさが異常。

評価
★★★☆☆
鬱度
★★★★☆
author:Aricia, category:-, 21:11
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